●ビーズフラワーとは
■ビーズフラワーとは
ビーズフラワーとは、主に2mm前後のガラス製のシードビーズをワイヤーに通して葉や花弁のパーツを作り、それを組み立てたまるで本物の様な立体のお花です。
小さなビーズをワイヤーに通すことによって自由自在に形を作ることができガラスの風合いを生かした独特の花が生まれます。
時には本物の花よりさらに花らしく、さらには創造的に、芸術的に、花を作りそして命を吹き込んでいきます。
完成後もビーズフラワーは日々フォーミングを変えることが可能で、気分によって5分咲にしてみたり満開にまで開花させてみたりと、長い期間にわたってこういった命を吹き込む作業が楽しめるのも ビーズフラワーの特徴です。
では実際の作り方はというと、例えばこんな感じです。↓
【ビーズフラワーで作る ダイヤモンドリリー】
こちらは、無料レシピとして公開しております。
※無料レシピ:ビーズフラワーで作るダイヤモンドリリーの作り方(リングピロー編)
2mmのビーズで作ると聞くと、気の遠くなるような作業に見えますが、糸通しビーズを使用するので想像より楽に作ることができます。
糸にワイヤーを添わせて移し替えていくだけで、通ります。
■ビーズフラワーの歴史
ビーズフラワーの歴史については、はっきりとどこで誰が始めた等の文献はなさそうなのですが、洋書や海外サイトを調べたところ少なくても中世のヨーロッパではすでにその作品が存在していたのは間違いなさそうです。
ビーズフラワーの主たる材料であるビーズ(beads)の語源は、アングロサクソン語のBiddan(祈る)もしくは、Bede(祈る人)だといわれており、祈りを支える道具として発展してきたものです。
そういった経緯もあり、ビーズフラワーも祈りを込め墓標にかけられていたとの記録もあります。
16世紀ごろのヴェネツィアがその発祥ではないかという話が書かれているものもありました。
今でもヨーロッパ圏でビーズフラワー書籍が多数存在しますが、そういった古くから親しまれている歴史ゆえなのかもしれません。歴史などにつきましては新たな情報を得られましたらまた書き足していきたいと思います。
ビーズフラワー作品例